そもそもjcssとは何でしょうか

jcssとは、校正事業者に対して登録の認定をする制度のことです。計量法という法律があって、その法律に基づいて日本の校正事業者を登録業者としました。これは、計量行政を国際規格に準拠したものにしないと国際的に認められないという強い要請に基づいて制定された制度です。計量法の趣旨は、計量をする人に正確な計量をするように義務付けています。特定計量器という正確な計量を可能にするための基準を定めるものです。タクシーメーター、質量計、温度計、皮革面積計、体積計、電力量計など18種類が基準を定める特定計量系と計量法は定めています。この計量計を校正する業者を登録する制度のことをjcssといい認定証を発行することで権威づけを図っています。計量という分野でのシステムを確立することを目的としています。

jcssが必要な背景は国際基準に準拠することです

計量法を所管する官庁は、経済産業省です。法律に基づいて、経済産業大臣に代わって独立行政法人製品評価技術基盤機構(通称NITE)が校正機関を登録する制度です。登録された校正機関の中で、国際MRA対応の認定をNITEから受けた校正機関は、国際MRA対応のJCSSシンボルを表示した校正証明書を発行することができます。このようにして日本の計量器は、国際的に準拠していることが相互承認ということで裏付けられています。ヨーロッパ・アメリカの校正業者はすべて国際MRA認定の標準器を使っています。この分野で後れを取っていた日本は、国際基準に合わせる一つの方法として校正業者を登録業者として認証する制度をつくったのです。登録の有効期間は4年間と定められており期間が過ぎると再度認定を受けることになります。

国際基準はどのように定められているのですか

校正とは、誤りを正すことです。目盛りの補正などを行う計量器は、トレーサビリティ証明書で標準的にトレースできることが必要です。その体系図がしっかりしているのが国際標準認定です。相互承認協定(MRA)は、基準認定制度(適合性の評価)の国際化を目指し、その基盤として計量標準のトレーサビリティ及び証明書の同等性を実現するための協定です。MRAに署名した認定機関、日本ではNITEが認定した登録業者は、相互承認を受けた認定機関から認定されているから、その校正機関から発行された証明書が、国際的に通用するものとして認められるということです。従って、この認定を受けた業者が校正した計測器は、国際的に通用するものとして安心して使えますという評価が与えられるのです。国際的な信用が得られないもので基準を作ってもそれは、国内だけで通用する基準としてしか認められません。